子供の牛乳アレルギー・アトピー性皮膚炎3/改善体験談

子供の牛乳アレルギー・アトピー性皮膚炎の症状について、お悩みではありませんか?いつも掻きむしってみていてつらい…どうにか痒みを抑えてあげたい!こちらの記事では、そんなママの不安にこたえるママの体験談をご紹介します。子供の牛乳アレルギーで悩んでいる方のために、先輩ママの体験談や役立つ情報をお伝えしています。
1. 牛乳アレルギー・アトピー性皮膚炎判明

我が家の長男が牛乳アレルギーとの診断をうけたのは、生後4か月の頃。
まだ離乳食も始まっていないのに?
口にしているのは母乳と粉ミルクだけの時期に?
疑問と同時に、自分の子供が牛乳アレルギーであることに戸惑いと不安も覚えました。
母親であるわたし自身は、アレルギーなど何もなかったのですから。
粉ミルクには牛乳アレルギーを発症させるカゼインが含まれています。
また産後のわたしは、栄養を摂るために毎日あまり好きではない牛乳を頑張って飲んでいました。
それがいけなかったのでしょう。
息子はいつも顔を真っ赤に腫らし、体中に湿疹が出てとても痒がっていたのです。
2. 牛乳アレルギー・アトピー性皮膚炎の医師の指導

牛乳アレルギーが判明してからは、医師の指導で粉ミルクをやめ完全母乳育児に移行。
わたしは牛乳や乳製品を摂るのをやめて、母乳に出るのを防ぎました。
「子供のアレルギーは、成長とともに落ち着いてくるよ」そんな医師のことばが、励みでもありました。
ところが痒みのある湿疹はなかなか治まらず、アトピー性皮膚炎であることが判明。
こちらは牛乳アレルギーとは違い、長く付き合っていかなければならないものでした。
3. アトピー治療の不安

アトピー性皮膚炎の治療でよく耳にするステロイド軟膏は、副作用などが心配でした。
ましてや自分自身ではなく子供にたいしての使用ですから、なおさら。
夜も眠れないほどの痒みと湿疹に悩まされる息子を抱えたわたしに、医師は言ったのです。
「お母さん、まず子供さんの皮膚に起きている火事を鎮めることが大事ではないですか」と。
その医師は続けて、皮膚は部位によって薬の吸収率がことなること、正しく使えばステロイドも怖い薬ではないことを丁寧に説明してくれました。
顔や首の周りには弱いタイプを。
腕や足のひどい所には少し強めのもの。
紙おむつの中にあたる部分には抗菌作用もあるものを。
何種類もの軟膏と保湿剤が処方され薬局で受け取った薬の袋は、スーパーで買い物をしたかのように膨れ上がりました。
朝晩ステロイドをぬり、しっかりと保湿も欠かさない日々。
落ち着いたら徐々にステロイドをやめ、保湿だけに切替えていきます。
それでまたひどくなったらステロイドを......の繰り返し。
大変ではありましたが、軟膏をぬるために子供の肌に触れることはスキンシップのような気持ちでやっていました。
アトピー性皮膚炎で辛い思いをしているのは、子供自身ですからね。
わたしの勝手な判断で、投げ出すことはできません。
4. 15年後の牛乳アレルギー・アトピー性皮膚炎は?

あれから15年。息子は中学3年生になりました。
牛乳アレルギーはすっかり落ち着き、今では1日に1リットルパックを飲み干しても何の症状もでません。
身長も170㎝を超え、周囲の友達と並んでも大きく見えます。
アトピー性皮膚炎は、季節や体調などで一進一退を繰り返していますがまだ小さかった子供のころに比べると、随分と肌はきれいになりました。
長い期間でわかったことは、アトピー性皮膚炎は治すものではく上手に付き合っていくものだということ。
長男は今、自分自身でコントロールしながらそれを実践しています。